【書評4】『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』 伊藤洋一

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こんにちは、ひゃふ夫です!

今回紹介する本はこちら!

『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』伊藤洋一

こんな人におすすめ

⚫️話をうまくまとめて話したい人

⚫️プレゼンで人を人を動かしたい人

『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』の概要

【概要】

著者:伊藤洋一

出版社:SBクリエイティブ

発売日:2018/3/13

本の長さ:211ページ

【この本を知ったきっかけ】

サラタメさん【サラリーマンYouTuber】で紹介されていたため

「伝える」ための基本事項

「相手は誰か?」「どんなことに興味を持っているのか?」を想像する

【結論】話す相手をイメージして、内容や言葉遣い、話し方を決める必要があります。

【根拠】なぜなら聞き手は、話しての内容に興味がなかったら頭に入ってこないからです。

【たとえば】子どもに政治について難しい言葉を使って話しても興味を示しませんよね?

ゴール(聞き手にどうしてほしいのか)を決める

結論】次に「聞き手にどうしてほしいのかを?」を決めます。

【根拠】せっかく話し終わったのに、聞き手に「だからどうしてほしいの?」となってしまっては話した意味がないからです。

【たとえば】「お腹すいたね〜」だけだとゴールがなくそれで会話が終わってしまいます。そうではなく、「お腹空いたから、ご飯食べに行かない?」とすれば聞き手は「ご飯に行きたい」というゴールを理解し、行動してくれます。

結局動かしてなんぼ

【結論】プレゼンにおいて、最終的には聞き手に動いてもらわなければいけません。そのためにできることは全てやり切ることが大切です。

【根拠】いくらきれいな資料を用意しても、プレゼンが終わった後、聞き手が行動してもらえなかったら何の意味もないからです。

【たとえば】プレゼンを行う前から事前に聞き手に「こういう話をする」と伝え、心の準備をしてもらうなどやれることはいくらでもあります。

1分で伝える(左脳編)

筆者は、聞き手の左脳を動かすことによって理解してもらい、右脳を動かすことによってイメージしてもらい最終的に行動してもらうと述べています。

まずは、左脳を動かすためのポイントを見ていきましょう。

てっぺんのないピラミッドにならないようにしよう

【結論】話すときは結論➡︎根拠の順に並べて話すことで伝わる。(ピラミッドストラクチャーという)

【根拠】話すときに結論がなく、事例やデータなどの根拠だけだと結局何を伝えたいのかわからないからです。

【たとえば】「テレビを見すぎると目が悪くなる」はデータだけでどうすればいいのか伝わりません。なので、「テレビを1日1時間までにしよう。だってテレビを見過ぎると目が悪くなるから」にすることで聞き手も理解しやすくなります。

根拠は3つ

【結論】結論➡︎根拠で話すとき、根拠の目安は3つにしよう。

【根拠】根拠が1つしかないと、反対されたり論破されたりしてしまうからです。逆に4つ以上は話が長くなってしまいます。

【たとえば】「この動画おすすめだよ。面白いから。」これだけでは面白い動画なんて他にもいくらでもあると言われてしまいます。なので、「この動画おすすめだよ。面白くて、タメになるし、短いから!」このように根拠を3つほどにすることで、聞き手も「それだけ言うなら動画見てみようかな。」となります。

意味がつながっていれば「ロジカル」

【結論】結論と根拠の意味をつなげよう!

【根拠】結論と根拠の意味がつながっていなければ、たとえ結論➡︎根拠の順で話しても、意味はわかりません。

【たとえば】「病院に行きます。お腹が空いたので。」これだと結論と根拠が全くつながっておらず、意味もわかりません。

いらない言葉を削り、簡単な言葉で

【結論】話すときはいらない言葉を削り、簡単な言葉で話そう!

【根拠】せっかく結論➡︎根拠の順で話しても、無駄に言葉を付け加えたり、小難しい言葉を使っていては聞き手も理解できないからです。

【たとえば】「基本的には、先に述べたように、田中部長は有給休暇を使って昨日から1週間ハワイ旅行に行っているため、エスカレーション(対応を求めること)できません。」これでは、いらない言葉や小難しいビジネス用語があり、わかりにくいです。「田中部長は休暇中のため対応できません。」こうすることでシンプルでわかりやすくまとまります。

1分でその気になってもらう(右脳編)

次に右脳を動かすためのポイントを見ていきましょう。

正しいことを言うだけでは、人は動かない

【結論】ピラミッドストラクチャー(結論➡︎根拠)で聞き手が理解しても必ずしも人は動かない。

【根拠】話を理解しても人が動くには何かが必要だからです。

【たとえば】「このパソコンはお買い得です。価格も安く、性能も最新で、持ち運びもできます。」根拠も3つ挙げており、聞き手はそのパソコンは 素晴らしいということは理解できましたが、だからと言ってその場で買おうとはなりません。

人はイメージすることで、感情が揺さぶられる

【結論】イメージさせて、聞き手を動かそう!

【根拠】人は話を理解しただけでは、動かないからです。

【たとえば】2つのアプローチがある

①聞き手の頭の中にイメージを描いてもらう

先ほどの例で言うと、仕事で最新のパソコンを持ち運び使っている場面を聞き手に描いてもらう

②話し手が作ったイメージに入ってもらう

仕事で最新のパソコンを持ち運び使っている場面を描き、そのシーンを聞き手に当てはめる。

イメージを描いてもらうために行う2つのこと

【結論】聞き手にはイメージを描いてもらう必要があります。

【根拠】結論➡︎根拠の言葉だけで理解しても人は動かないからです。

【たとえば】イメージを描いてもらうための2つの手法があります。

①ビジュアルを見せる

「最新のパソコン」ついて説明する場合

文字で表すと

「最新のパソコン」…高性能、最新のデザイン、最軽量

ビジュアルで表すと

2つを比べれば、ビジュアルの方がイメージが湧きやすいと思います。

②「たとえば」を使って具体例を挙げる

「最新のパソコン」について説明する場合

「このパソコンはおすすめです。1点目は安いからです。たとえば、去年の機種と比べるとほぼ同額で買うことができます。2点目は性能が最新だからです。このパソコンは最新の機種で処理速度が最速です。3点目は持ち運びができるからです。重量はわずか1kgで長時間の持ち運びでも疲れません。」

ピラミッドは3段で作ろう

【結論】1分で話すとき3段ピラミッド(結論➡︎根拠➡︎たとえば)で話そう

【根拠】聞き手にイメージさせて行動してもらうには、結論➡︎根拠に加えて、「たとえば」で実例を挙げる必要があるからです。

【たとえば】「この楷書が大好きです。なぜなら社員が優しいからです。たとえば、自分があるプロジェクトで悩んでいるときみんなで一緒になって考えてくれたからです。」

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』を紹介しました。

今回のブログは見出しごとに3段ピラミッドを使ってまとめてみました!

今後もわかりやすいブログ作りに精進いたしますので、よろしくお願いいたします!

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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『1分で話せ』を読んで学んだこと・感想

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