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「在学中や働きながら保育士の資格を取得したい・・・」と悩んでいませんか?
私は働きながら国家試験で保育士の資格を取得しました。
本記事ではそんな私が保育士の国家試験やおすすめの勉強方法を解説しています。
- 保育士の国家試験に合格するには?
- 筆記試験と実技試験に合格する必要がある。
- 筆記試験おすすめの勉強法は?
- 通信講座や過去問で勉強する!
- 実技試験のおすすめの勉強法は?
- 短期間だけピアノ教室に通う。
保育園でアルバイトをする。
まずは保育士について解説します。
目次(クリックすると自動で飛びます)
保育士について
まずは保育士について解説します。
保育士とは?
保育士とは児童福祉法において次のように定義されています。
保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。
児童福祉法第18条より
平成15年の児童福祉法改正により保育士は国家資格となっています。
最近では、必要不可欠な仕事であるエッセンシャルワーカーとして再び注目がされています。
保育士が必要とされている施設
保育士が必要とされている施設は児童福祉施設になります。
児童福祉法第7条によると、児童福祉施設とは以下の11種類に分類されます。
- 助産施設
- 乳児院
- 母子生活支援施設
- 保育所
- 幼保連携型認定こども園
- 児童厚生施設
- 児童養護施設
- 障害児入所施設
- 児童発達支援センター
- 児童心理治療施設
- 児童自立支援施設及び児童家庭支援センター
保育士の働き先として保育所のイメージが強いですが、他にもさまざまな施設に保育士が必要とされています。
それぞれの施設の詳細はこちらの記事で解説しています。
これだけでも保育士の資格を取る価値がありますね。
保育士の国家試験の概要
ここからは保育士の国家試験の概要について解説していきます。
試験内容
試験は筆記試験と実技試験の2種類があります。
筆記試験を全教科合格しなければ、実技試験に進むことはできません。
- 保育原理
- 教育原理
- 社会的養護
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 保育の心理学
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
- 筆記試験はマークシート式
- 筆記試験は各科目100点満点中60点以上で合格
- 合格した筆記試験科目は3年間有効
- 試験は年2回行われる
- 音楽表現(弾き歌い):課題曲を弾きながら歌います。
- 造形表現(色鉛筆画):保育の場面を色鉛筆などを使って絵を描きます。
- 言語表現(素話):3分以内で課題の童話のお話をします。
- 筆記試験を全科目合格したら実技試験が受けられる
- 3つの内2つを選択する
このように大学受験などの一発ですべての科目に合格する必要がないので、じっくり3年かけて保育士の取得を目指すことができます。
保育士の国家試験は年に2回受けることができるので、合計6回チャンスが有るということです。
受験資格
保育士の国家試験には受験資格があります。
受験資格は以下の通りになります。
- 大学卒業(保育士とは関係ない学部)
- 2年以上在学していて62単位以上取得済みで大学を退学したもしくは在学中
- 短期大学卒業(保育士とは関係ない学部)
- 短期大学在学中
- 専門学校卒業(保育士とは関係ない学科)※条件あり
- 専門学校在学中(保育士とは関係ない学科)※条件あり
- 高校卒業 ※条件あり
- 中学卒業 ※条件あり
- 勤務経験がある ※条件あり
- 海外の学校を卒業 ※条件あり
詳しい条件を確認したい方はこちらを参考にしてみて下さい。
受験までの流れ
次に受験までの流れを解説します。
参考までに令和3年度保育士試験後期のスケジュールを見てみましょう。
ここで注意してほしいのが、受験申請から筆記試験まで期間が3ヶ月あるということです。
「筆記試験の日程がまだ先だし大丈夫!」と油断して受験申請に間に合わないことがないようにしましょう!
私も初めて受験するときに、申請が間に合わなかった苦い思い出があります・・・。
おすすめの勉強法【筆記試験編】
私がおすすめする筆記試験のおすすめの勉強法は以下の通りです。
- ユーキャンなどの通信講座で勉強する
- 過去問で試験問題に慣れる
ユーキャンなどの通信講座で勉強する
筆記試験はユーキャンなどの通信講座で勉強することをおすすめします。
私自身ユーキャンの通信講座で働きながら勉強をしていました。
筆記試験はマークシート形式で暗記すればいいので通信教育で十分だと感じました。
ユーキャンの保育士講座は以下のような内容です。
- メインテキスト9冊
- 副教材(実技試験対策や過去問など)
- 添削あり
- 質問あり
- 標準学習期間12ヶ月
- 一括払い59,000円(分割払い3,980✕15)
筆記試験はユーキャンの保育士講座がおすすめです。
ユーキャンの保育士講座過去問で試験問題に慣れる
一般的な試験と同じで過去問で試験問題に慣れておくことをおすすめします。
過去問は全国保育士養成協議会のホームページにてダウンロードすることができます。
しかし、ここでは過去問と答えしか載っていないので、解説などが欲しい方はユーキャンなどの通信講座をおすすめします。
ユーキャンでは過去問に加えて解説付きの回答があるのでしっかりと理解したい人におすすめです。
おすすめの勉強法【実技試験編】
私がおすすめする実技試験の勉強法は以下の通りになります。
- 短期間だけピアノ教室に通って基礎を学ぶ(音楽表現)
- 保育園でアルバイトをしながら素話を練習する(言語表現)
私自身、この2つの分野を選択したので造形表現に関しては省かせていただきました。
短期間だけピアノ教室に通って基礎を学ぶ(音楽表現)
音楽表現のおすすめの勉強法は短期間だけピアノ教室に通うことです。
基礎的なことを学ぶだけなら短期間(1~3ヶ月)あれば十分です。
たとえば私が実際にピアノの基礎を学んだ流れは以下のようになります。
楽譜の読み方や指の使い方など基礎的なことを学びます
基礎的なことを学んだら簡単な曲を練習します。
簡単な曲が引けるようになったら、実技試験の課題曲の弾き語りを練習します。
家での練習も含みますが大体3ヶ月で基礎的なことは学ぶことができます。
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1回30分でできる!オンラインでスキマ時間に習い事するなら【ストアカ】保育園でアルバイトをしながら素話を練習する(言語表現)
言語表現のおすすめの勉強法は保育園などでアルバイトをしながら素話の練習をするです。
「無資格だけど保育園で働けるの?」と思うかもしれませんが、保育補助として働く場合は無資格でも働くことができます。
たとえば、私自身も無資格で保育士の国家試験を受けているときに保育園で保育補助として働いていました。
素話を練習できる以外にも保育園でアルバイトをするメリットは以下の通りたくさんあります。
- 筆記試験の内容を体験的に学べる
- 現場でピアノの弾き語りが練習できる
- 仕事が終わった後、ピアノの練習をさせてもらえる
- 子どもと関わることができる
- 就職後のビジョンが見える
- 先輩保育士に相談できる
- 同じような保育士を目指している人に出会える
このように保育士の勉強をしながら保育園で働くことはメリットだらけなのです。
無資格で現場で経験を積む方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【失敗しない】保育士の転職なら/ホイクル─ジョブ実際に国家試験を受けてみて
実際に保育士の国家試験を受けてみて感じたことは「合格科目の3年間有効と年2回の試験は心理的な助けになる」です。
私は大学を卒業後、子ども関係の仕事がしたいと思っていました。
しかし、子ども関係の学部ではなかったためすぐに正社員で就職というわけにはいきませんでした。
そこで、保育園で保育補助としてアルバイトをしながらユーキャンの通信講座で勉強して国家試験を受けることにしました。
結果的に2回の国家試験を経て1年で合格しました。
それを可能にしたのはやはり合格科目が3年間は有効と年2回の試験のおかげだと思っています。
これらの制度のおかげでかなり合格のハードルは下がっていますね。
まとめ
保育士の国家試験やおすすめの勉強方法 を解説しました。
- 保育士の国家試験に合格するには?
- 筆記試験と実技試験に合格する必要がある。
- 筆記試験おすすめの勉強法は?
- 通信講座や過去問で勉強する!
- 実技試験のおすすめの勉強法は?
- 短期間だけピアノ教室に通う。
保育園でアルバイトをする。
以上のような結論になりました!
参考になれば幸いです!
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